旅	豪州の旅

エアーズロックに登ってみたいという希望から、1998年末年始の休みを利用してツアーに申し込んだ。
海外旅行に慣れない我々には、パッケージツアーが安心。
当時、「たのじ」姉がJTB社に勤めていたので、色々便宜を図って貰えたし。
　

12月26日	関空から夜20：00の出発。 Anset　Australian　航空でブリスベーンへひとっ飛び。 といっても8時間半。結構長いかな。 座席はちょうど前方と中程が仕切られている最前列。 離陸時、シュチワーデスさんと向かい合わせになるので少々はづかしい。 トイレ横で、座席前を人が並び、「たのじ」は気になって全然寝られなかった。 横の「ゆ」はもちろんそんなこと関係なく熟睡している。
12月27日	早朝05：30にブリスベーン到着。日本とは1時間の時差。 このツアー、折角南方へ降りてきているのに、すぐ次の便で北方のケアンズまで移動。当時関西からの直行便がなかったしね。 10：00ケアンズ到着。日本と一転して急に真冬から真夏（熱帯雨林気候）に変わったので、非常に蒸し暑い。その後、ツアーデスクに連れられていき、旅行の説明を受けると共にオプションツアー等の申し込み受付けがあった。 午後はFREEだったけど、豪州初心者であったため、アフタヌーンツアーというのに申し込んだ。内容はおなじみ市内観光とコアラ抱っこと羊の毛刈りショウ。コアラは爪が鋭いのだな。 実はツアー出発14：00までに昼食に買って食べたホットドッグの真赤っかのソーセージと甘すぎるシェークに気分を悪くしてしまっていたため、二人共食欲が今ひとつ。しかし、ミールクーポンがついていたので市内のレストランへTAXIで行き、石焼ステーキを食した。 で、寝た。
12月28日	今日は、グレートバリアリーフへの一日ツアー。シュノーケルで海中の奇麗な珊瑚や魚の観賞をLIVEで楽しんだ。 それにしても、このときは中国人ツアー客の厚かましさにほとほと嫌気がさした。 「ゆ」はまだ昨日の赤いソーセージで気分が優れないのを引きずっていて、船酔いも手伝って少々つらい体調。帰りの船では疲れて爆睡、船酔いもなくよかったなむ。 でも夕飯は近くのスーパーで調達した太短いバナナだけを食して寝た。
12月29日	今日はケアンズからエアーズロックへ移動。 乗った飛行機は途中、アリススプリングスという都市へ立ち寄った。 どこまで行っても褐色の大地が、より大陸の広大さを感じさせる。 エアーズロックは乾燥しきっていて、気温も高いが不快ではない。 汗が出てもすぐ乾いてしまうから。 しかし、その所為で脱水症状に陥り易いらしい。 水は常に携帯していなくちゃあならない。 ホテルから少々遠くに「エアーズ・ロック」が見えている。 で、寝た。
12月30日	日の出前にツアー出発。 だんだん日が射してきて色が変わってゆくエアーズロックを眺めながら朝食。 その後登頂成功！ （大袈裟か。） 途中、岩と岩の間の大きな段差を飛び渡るところがあり、「たのじ」が少し先を歩いていたため、「ゆ」の手助けができず、近くを歩いていた他のツアー客のおじさんに手を掴んでもらい無事渡れたということを「ゆ」が「優しさ論」を話題にするたびに云われ続けている。 夕刻はシャンパンを傾けながら、暮れゆき赤く燃える（本当に燃えてはいないよ！）エアーズロックの眺めを楽しんだ。 で、寝た。
12月31日	午前中は自由行動。 街が小さいのでもう行くところもない。 まさに時間つぶし。あつ〜（ぼ〜）。 名物の蝿もぶんぶん飛びまくっている。 午後便でエアーズロックから都会シドニーへ移動。 夕食はとうとう「ゆ」が音をあげて、「和食が食べたい〜！」 自分が食べ物で好き嫌いあるとは思わなかったとショックを受けていた模様。 最初のソーセージの所為。 今日は大晦日でダーリングハーバーではカウントダウンをして花火も上がるらしい。 しかし外へ出るのは危険多いというので（誰が？）ホテルの中から見ることにした。 衛星放送でNHK紅白を見た。 ゆ：「年末年始はやっぱりおうちで紅白観て過ごすのがいいな。」と。 で、寝た。
01月01日	1999新年、明けましておめでとうございます。 とうとう、あの小学校時代から「ノストラダムスの大予言」で恐れられてきた最終年の始まりだ。そんな年を海外で迎えてしまった。よかったのか？わるかったのか？誰にも分からない。 シドニー10：25発、関空へ9時間半の旅。 無事帰ってきた。 で、寝た。

完　（豪州の旅へ戻る）